学校工事中。

2002年8月16日
友達が旅先で倒れた。


明日、駆けつけることにした。


バイトに行った後、学校へ学割を取りに行く。
学校は工事をしていて入れず、回り道をする。
学割を取って、友達を待つ。

バイト先に電話を入れ、明日お休みが欲しいことを伝える。
案の定怒られた。がしょうがない。
昨日しなくてはいけないはずの電話を忘れて、やっと電話したら「無理」では相手もキレるだろう。私だってキレるかも知れない。

電話を切って乗り込んだエレベーターの中で、まだ怒鳴られた声が響いてる。
昨日の夜からの時間の流れが急に歪む。
ぐちゃぐちゃになった時間達が私の身体を通り抜けていく。
座り込んでしまいそうになるのをこらえる。

部室に寄って時間を潰した。

誰も居なかった。
鍵の開け方を忘れてしまっていた。
電話をかけた。
出なかった。
怪しげにかちゃかちゃまわしてみた。
開いた。

折り返し電話がかかってきた。
もう部室にいた。

少し落ち着きを取り戻して友達を待つ。
本棚になぜか置いてあるスラムダンクと幽悠白書、どちらも一冊ずつ。

友達から着いたと電話がくる。
もう一回学割を取りに行く。

パソコンで新幹線の時刻を調べる。
いまいち欲しい情報が見つからない。
途中で諦める。

1つのHPを見つける。
彼女が1年生の時に作ったHP。
本の紹介がたくさんしてある。
私が読んだことあった本は1冊しかなかった。
聞いたこともないようなタイトルの本がたくさんならんでいた。
彼女がマウスで書いた絵に笑い、あまりにも彼女らしい自己紹介に友達と2人、「〜ぽいよねー」と笑う。
コピーして明日持っていってあげることにした。
コピー機が紙切れで、危うく印刷しきれなくなるところだった。

別れ際、なんて言って別れていいのかよく分からない。

誰と電話しても、どうやって切っていいのか分からない。
何を話したらいいのかも分からない。

家に帰って医学大辞典を引く。
40〜50代によく見られる症状。
彼女はまだ23だ。


明日、会いに行く。

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