ハタチ最後の日

2002年1月16日
と言っても、なーんにもしませんでした。あはは。
なんだかよく分からないけれど、昨日の夜から爆睡。

10時間くらい寝てたらしい。
いつも「ほんまもん」やってると起きるのにな。

で午前中はまた読書。
最近、本ばっかり読んでるなぁ。

『わたしたちが孤児だった頃』
カズオ・イシグロ

なんか、今まで勝手なイメージを持っていたらしい。
ゼミの先生の話とタイトルで、なんか小説だと思っていなかったらしい。
手に取って、うしろのあらすじを見てびっくりしたわけでした。

主人公がやや傲慢だったな。
ということと、両親探しの過程があまり書かれていたないため、佳境への持っていき方が唐突なような気がしましたけれど。
話が飛ぶのに、私がついていけなかったのかしらね。

ま、人間のドラマの発端とは単純なもので、そうそう劇的な筋書きにはならない。
という、黒幕の言葉が一番印象に残ったかな。

自分の周りで起こることっていうのは、劇的とは程遠い。
けど、それはその人の捉え方によってどうにでも変化していくような気がする。
だから、一瞬一瞬をただぼぉっとやり過ごすか、その一瞬から何かを引き出せるのか。
そこが分かれ道なのだと思う。

親のことが知りたくてしょうがない子ども。
そうだろうなぁ。
最後、それを得た主人公は幸せなんだろう。

こうしてハタチ最後の夜はテスト勉強で更けていく。

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