一日、ぼぉっと

2002年2月18日
土日の反動が出る。
まずいまずい。

久しぶりに本を読む。
『神の子どもたちはみな踊る』
村上春樹(新潮社)

全ての話の根底に、阪神大震災がある。
この本を99年(『新潮』で発表した年)に読んでいたらまた違っただろうな。
と思う。

今読んだ感想。
難しい。村上春樹はすごく好きなのだが、その良さを人に説明することがなかなか出来ずにいた。
まず、いつもすっきりと終わらない結末。
まるで実在する誰かの生活の一部を切り取ったようだと言えば分かるだろうか。
まだ彼らの話は続くんだ。そう思わせる読後。
全部を語らないから、全部を知りたくなる。
見えないところを見たくなる。

後半の三作品が好きだな。
「タイランド」、これが一番話の続きを知りたい。
細かいところが分からなくて、だからこそどうしてそんなに強い憎しみがわいてくるのか知りたくてしょうがないんだ。

「かえるくん、世界を救う」
こういう話好きだな。ありえないことなんだけど、ありえるかもしれない。実はそういうことがあるかもしれない。(ないんだけど)

「蜂蜜パイ」
珍しく前向きに終わる話。良かった。素直に「良かった」と思う終わり方ですっきり。

自己分析、しないといけないでしょ。
結局ESを少しだけやり、作文を書き、寝てしまう。

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