お休み火曜日。
今日は何にも予定を入れずにまったりと家にいる。
今日からぐっと冷え込むと言っていたが、全く関係なし。

午前中はビデオを。
といっても、映画ではなくただのテレビ番組。
トップランナーと情熱大陸、いずれもミュージシャン。

普段、何かビデオにとっても、それで終わってしまってほとんど見ない私にしては珍しい。

普通の人のように、特定のアーティストのファンになるようなことなく生きてきてしまった。
もちろん好きなグループとかはある。
でもだからといって、コンサートに行くとかリリースされたCDを買い揃えるとか、そういう皆がやるようなことをしたことがない。
これは私なりの小さなコンプレックスだったりもする。
つまり、「語れない」ってことかな。
「語れない」から「好きだ」と言えないのかもね。

ま、そんなことはいいんです。
とにかく情熱大陸は良かった。
夢を語れる人。
すごいことをしているのに、それを「すごいこと」だと思っていないこと。
努力をあっさりと、さらりと話せること。

そんな人の言葉は重くて、何にも言わなくてもその人のすごさや努力やパワーやオーラが伝わってくる。

その人のこれまでやってきたことの結晶が、「才能」という名前を付けられたモノであるんじゃないかな。
それは、他人から見ると特に努力をしているように見える。でも当人にとっては違うんだ。

午後は読書。
『CHATEAU ROUGE』 渡辺淳一
話の内容を全然知らなくて、なんとなく広告の夕暮れのお城の写真が綺麗だなぁ。だけで惹かれていた作品。
たまたまゼミで読んでる本の中にもシャトーという単語が繰り返し出てくることも関係しているのかもね。

男の人がこういう感覚で生きているのだったらちょっと嫌だな。と思います。やっぱり。
これでもジェンダーの授業取ってたし、世界は男社会だって言ってもね。
男社会でもいいけど、(と私は思っている)この主人公の考えている結婚観は、ねぇ。
極端な例であることを祈る。

英文学やっているとわりとこういう作品も抵抗なく読め、しかも普通に語ろうとしてしまうのが怖いところでもある。
と、上の文を書いていて思った。
(本当はその結婚観がどういうものかと書こうとしてしまいましたよ。こんな場でねぇ。)

最後のメールが鮮やかで、良かった。
結末は見えていたし、この部分がなかったら私には辛かったかも。

おもしろかったです。メールの部分が。
といっても小説を読んで「つまんなかった」と思うことはあんまりないんですけどね。

夜、ちょいちょいと中学時代を思い出してた。
実は中2から友達と1年以上にわたって交換日記をしていました。
それを7年ぶりに読んでいるわけです。
なんのことだか全く思い出せない話とか、読んで思い出したこととか。
驚いたことに、中2で「自分が何をしているのか、何をしたいのか、どうするべきなのか考えたりするんだよねぇ」なんて書いてあってびっくりした。
「冬の夜って切ないよね。泣きそうになっちゃうんだよ」とかにもびっくりした。
こんな昔から思っていたことだったとは思わなかった。
いずれも大学に入ってから考えた事だと思っていた。

日記、おそるべし。

でもここで書いてあることとかも、たまに昔の日記を読み返してはっとさせられることがあるからな。
やはりこうやって日々考えた事を記録しておくのは良いことです。
日記帳に書く日記が続かないならこういう場を借りてしまうことだってアリだと思います。

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