授業は午後一つしかないものの、午前中の授業を聞きに行く。
授業は展覧会のありかた。

展覧会(特に歴史を扱うもの)は、
何が見せられていて、
何が見せられていないのか。
これについて考えないといけない。

確かに、もしも知らないものが「見せられていない」状態にあったら、人はそのことを知らないまま終わってしまう。それってこわいな。

分かり難いので例を。
私は小学校の授業で、「第二次世界大戦」について学んだ時の記憶は、主に原爆のことが中心だったと思う。
班ごとにテーマを決めて、調べて発表したこと以外は特に覚えていない。
だから、小学校の時の私はそれ以外の知識を持っていない。

その時、社会科見学で歴史民族博物館に行ったとする。(実際に行ったけど)
そこでの「第二次世界大戦」の展示は、疎開する子どもと食糧不足と原爆、などなど。

日本の状態にしか書いてないんだ。

日本がアジアの国から文化を取り上げたことや、従軍慰安婦のことを知ることは出来ない。

博物館なので、その展示物には必ず「意図」が存在する。

何が見せられているのか、何が見せられていないのか、それが問題だ。


午後の授業は演習。
今日は友達と2人で発表をしなくちゃいけなかった。
2人で分担して調べて、授業の1時間前に学校来て、
プリントを作る。
打ち合わせ、特になし。
時間が余ったのに、全然違う話をして終わる。

その発表は、先生に「完璧に近い」とほめられた。
ただ単純に嬉しい。

ほめられた理由は、友達にある。(と思う)
彼女は、外見はのほほんとしている。
実際ものほほんとしている。

ただ、彼女の人徳はものすごく高い。

別の友達から「(彼女が)好きそうだなと思って買っちゃった。あげる」と物もらったり、前には新品のMDウォークマンをもらったこともあったらしい。
バイトの面接に行っても20倍の倍率(20人来て1人)で通っちゃうし。

やる気がなさそうで、本人も「あんまりないなぁ」と言う。

が、発表の時も「分かっていないようで分かっていた」彼女だった。
何の対策もしなかった質問の時間も、私が墓穴を掘り彼女がフォローを入れるという感じで。

先生に誉められたのも、彼女のおかげなのだ。

そんな彼女の人徳に引き付けられる人は多い。
そして当然私もその一人だ。

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